森友、忖度問題がまたまた吹き出してきてますが

結局、前の国会で生煮えで終わらしたから、最後まで煮ろということなのでしょうね。
今回は、当事者(籠池)不在で、相手側(財務省)が一人主役で踊っています。
これはどうみても当事者の居ない欠席裁判に近い感じかな。

構図出的には、籠池が独自に仕掛けた騒動であり、財務省はあくまで受け身です。
籠池のあの手この手に乗っかって動いてしまった財務省ということであり、結果、籠池の仕掛けが上手かったわけです。

籠池の手練手札により各方面で踊らされた方々が居て、籠池曰く、そしたら思ってもみなかった「神風が吹いた」になっちやったわけです。
この籠池の言う「神風」は2つあって、1つ目は、昭恵夫人付きお側用人に何とかしてくれと電話したら、
彼女が忖度して、財務省本省に問い合わせをしてしまったということ。
そこから忖度玉突きで、森友学園案件は特例案件になってしまったということと、
2つ目は、土地の交渉最中に地中からゴミが出て来たということ。そのゴミ対策でごねたら、8億円も負かってしまったということです。

籠池は、元々県職員の経験があり、行政の仕組み・政治力の利用方法は現場でしっかり学び理解していたのです。
籠池は、一介の県職員から成り上がり一攫千金と名誉を求めて、教育現場を司り一端の教育者になることを選んで取り組みました。
そして自分を偉く見せるため、箔を付けるために政治家と日本会議を上手く利用した。
また金も無いので、金看板的に教育事業を掲げ、公的補助金(国の金)を目当てにして、虚偽申請を行い詐欺横領を繰り返したという構図です。

一方で財務省側、先ず近畿財務局は籠池からいいように踊らされてしまいました。
籠池は、政治家の懐に飛び込み秘書を利用してサポートをしてもらい、究極、昭恵夫人を名誉校長に据えてしまった。
この昭恵夫人との接点は、日本会議の人脈からと想像してしまうのですが。
近畿財務局との交渉では、弁護士を同席させて、政治家の名前出してその秘書から関係部署に電話を入れさせて、
挙げ句に、名誉校長の昭恵夫人とのでツーショット写真をばらまき、お側用人が本省の財務局に問い合わせまでしてしまえば、
現場の近畿財務局は震え上がってそれは特例案件にしてしまいますよね。
これ全て、籠池の手練手札です。悪いのは籠池です。
更に、交渉過程で地中に埋設されたゴミまで出てくれば、近畿財務局は籠池に対して参ったしかありません。
この報告を受けた本省の理財局はどう判断したかというと、下手に交渉を長引かせるより、籠池に特例の便宜を計ることにより、
昭恵夫人、強いては安倍首相に恩を売っておいた方が、後で使えると考えたのでしょう。
財務省昭恵夫人への単なる忖度ではなくて、「転んでもただでは起きない」的に貸しを作ろうと自ら便宜を計ったというのが本省の本音で有り、姑息さと思います。

こんな背景があり、前国会で佐川局長の元気溌剌の答弁。「何もありません!」と前のめりに言い切ってしまいました。
これは、安倍首相に対する財務省のスタンドプレーですね。
しかし、威勢のいい佐川局長の国会答弁と決裁文書との間で齟齬が発生してしまいました。
籠池と交渉をしている現場の近畿財務局担当者もそう馬鹿ではありませんので、
籠池の交渉の仕方と政治力の利用等、籠池の手練手札に対してある種の疑いを持っていました。
なので、担当者は決裁文書の中に、経緯についてあんなに詳しく要らないことをクドクドと書いてしまったわけです。
それが今回は逆に財務省の命取りになってしまったということです。
当然、それに気づいた本省の理財局側が「やべー」と思って近畿財務局に指示を出して決裁文書の書換が行われたという結果です。

 

主 犯・・・・・・・・・・・・・・・籠池
手 法・・・・・・・・・・・・・・・政治的影響力を使った手練手札
罪 状・・・・・・・・・・・・・・・公的資金詐欺横領
騙された人・・・・・・・・・・・・・近畿財務局
頭良すぎて功績を焦ってコケた人・・・財務省幹部
功績のターゲットで最大の被害者・・・安倍首相
大利用された人・・・・・・・・・・昭恵夫人

偽記事書いて倒閣運動に溺れているマスゴミ・・・朝日
籠池ブーメランでどす黒い裏の顔がバレた・・・辻本清美

 

 

この構図で、罪人は籠池だけです。
あと、今回のは決裁文書の改ざんに当たるのか、単なる書換なのかで公文書偽造の罪が出て来ますが。

最後にこの後始末というか、この大騒ぎをどう総括するかというところですが、
先ず、野党は行政の根幹に関わる問題だと大騒ぎしてますが、公的文書の改ざん事件なんて前から何回もありましたよね。
前々から行政組織はこれをやっちゃう組織なのですよ。
検察自ら証拠データを書き換えていたとか。これは幾ら何でも洒落にもなりませが。
なので、今更大騒ぎして驚くほどのことではありません。

また、今回もマスコミのスタンスがマヌケ・バカですね。
マスコミは、もっと根本的な事実を追いかけて、行政組織を追い詰めないとダメでしょう。
今回も行政組織は政治の踏み台になって被害者で可哀想とかの論調は何とかなりませんかね。
行政組織の不祥事をマスコミが忖度してわざと書かないという雰囲気が見え見えなんですが。
悪の権化は、安倍内閣だ。倒さねば安倍政権を!
このマスコミの醸し出している空気はクサいよ。自分たちがクサい空気出しているの知ってます?

もっとバカなのは、野党の面々。
しかし、此処は、ご苦労さんというか悲しいというか、それしか吠えられないよね。で終了ですかね。
国会の議論がまさに不毛。救いようのない低レベル。
週刊誌片手にしないと与党を追及出来ない面々。
それなら、三文週刊誌に任せておいて、テレビのワイドショーで十分でしょう。
打倒、安倍内閣!って言ってるけど、貴方たち!倒れて後は我々に任せなさいって言えないでしょう。
自分たちの都合で無責任に倒すなよ。それで混乱して迷惑掛かるのは国民だから。

また、国会はもっとやるべき大事なことがあるでしょう。
折角、安倍さんが国際的に発言ポジションを確保したっていうのに。それを安易に倒してその後どうするの。
倒したらどうするかそこまで責任持てるようになってから、威勢良くやりましょうね。
持てないなら、無責任に有ること無いこと、無いこと無いことで国会を引っかき回すなよ。こら!
それしか出来ないのは御愁傷様だけど、悪ノリして騒ぐのだけは止めて下さい。

皆様、ご苦労様です。

 

今回の韓国「平昌冬季オリンピック」のドタバタについて一言

先ずは、初めに確認事項として、
IOC五輪憲章の第五十条に、「広告、デモンストレーション、プロパガンダの禁止」が次のように明文化されています。

「オリンピック区域、競技会場、またはその他の区域では、いかなる種類のデモンストレーションも、あるいは政治的、宗教的、人種的プロパガンダも許可されない。」

これが、近代オリンピックの最大精神です。

これを踏まえ、韓国で開催されている今回の冬季オリンピックの有様を見て感じることは、「一事が万事でなんだかなあ?」これ一言に尽きます。
では順を追って指摘していきます。

 

韓国は、今回のオリンピックホームページにおいて、具体的に竹島を「独島」として取り上げ、お得意のプロパガンダを行っています。
その内容は、「独島は韓国人にとって特別な場所」であり「韓国最東端の領土」と説明し、更には、日本海を「東海」と記載し、オリンピックに悪ノリして韓国暴論を堂々と主張しています。
まあ、韓国だから然もありなんで、今更この厚顔無恥に驚かされることはありませんが、北朝鮮の参加においては、もう、ぐだくだで見るに堪えない。
オリンピックなのか、北朝鮮主導の「ほほ笑み外交」とかで、見え透いた猿芝居を見せられているのか。
袖にされている主役のオリンピック参加選手が可哀想でしかない。

 

国際オリンピック委員会(IOC)及びバッハ会長は、開催前の会議において、
韓国主催オリンピックに南北の合意により北朝鮮が参画することを了承した。
両国の政治的思惑をそのまま反映したこの了承については多くの疑問の声が挙がっています。

「平和の祭典オリンピック」の開催において、韓国と北朝鮮の合意を後押しするのは、IOCの使命・得点とでも思っているのでしょうか。
オリンピックは、時の国際情勢に飲み込まれ政治に左右されてはならない祭典であり、
純粋にスポーツの祭典としてルールに則り、公明正大に参加選手をバックアップしなければなりません。

 

今回の北朝鮮の参画におけるオリンピック乗っ取りプロパガンダは、北朝鮮を受け入れると判断した時点でこの有様は誰でも予想出来たことです。
IOCは、韓国でオリンピックの開催決定時に、韓国・北朝鮮との整合性を担保する必要があったと考えます。
それを行わずに、韓国開催を決定したことについては、IOC側の不備が指摘されなければなりません。
決定当時の北朝鮮は、まだ国連安保理が決定した制裁対象国ではなかったかもしれないが、核問題の指摘は当時よりなされていたと思う。
また、北朝鮮は1988年ソウル五輪をボイコットしている確信犯でもある。

 

IOC及びバッハ会長は、この決定不備及びオリンピック憲章との矛盾について、説明責任を果たさなければならない。
しかしながら、説明責任どころか、オリンピック終了後にバッハ会長が北朝鮮を訪問することが決まっているようだ。
オリンピックが終わってから何をしに、のこのこと北朝鮮を訪問するのか。
これを飛んで火に入る夏の虫と言わずにんなと言おうか。

 

逆の穿った見方をすれば、
朝鮮半島が東西対立によって分断された歴史が、オリンピックの祭典を契機に平和的統一に向けて好転するとしたら、それは理想的な出来事ではあるが、そうは問屋が卸さないし、物事は進まない。
結局の所、北朝鮮の目的は国連制裁の緩和であり、核開発のための時間稼ぎに利用されたと言われてお仕舞いである。

 

誰かが言っていたが、今回のオリンピックで一人勝ちの金メダルは北朝鮮だと。

これは、言い得て妙でしかない。
終わってからの北朝鮮動向に注目だが、この予想は残念だが外れないであろう。

全く「なんだかなあ?」である。

国会議論と・政治家の劣化現象

政治家の劣化現象が目に余る。
これでもかの連続に呆れるはてに不毛を感じざるを得ない。

 

まだ延々とバカの一つ覚え的に繰り返している森友、加計学園問題の蒸し返し、
悔し紛れに佐川国税庁長官の人事問題に八つ当たり。
マスコミの世論調査でも政府側の説明が不十分との回答が出ているが、
だからといって、これ以上国会で行う政治議論として何が目的なのか。
藪をいくら突いてももはや何も出て来やしない。時間の無駄と不毛でしかない。
あるのは、野党議員の予算委員会国会中継で、これ見よがしの低レベルのパフォーマンスだけ。国民はシラケていることを自覚してほしい。

 

国会本会議でのヤジで政務官が辞職した。
これも、なんでかな? あり得ない事象。
野党連中でもヤジは相当にえげつないヤジを普段から飛ばしている。
「それで何人死んだのか?」死んだという表現が悪かったのは分かるが、ヤジはヤジでしか無い。
それを大げさに問題視して、鬼の首を取ったみたいにはしゃいでいる方がおかしい。
本末転倒であり、これも不毛でしかない。

 

予算委員会での光景は、もはや野党は三文週刊誌のお先棒を担いで犬に成り下がってしまったと言うしかない。
野党の質問は、最近特に三文週刊誌を振りかざして、「これはどうなっているのだ」とここぞとばかり居丈高のパフォーマンスを繰り返して政府に質問している状景をどう理解すればいいのか。
三文週刊誌が嗅ぎつけて調べ取材して書いた記事を野党は何を得意げに振りかざして
国会の予算委員会で得意げに質問しているのか。そういう輩の神経を疑う。

 

また、今回の予算委員会で野党の執拗な質問が行われている、茂木大臣に対する線香問題も先行取材記事は、三文週刊誌である。
線香を配った問題で、それが選挙違反になるかどうかは、司法に任せればいいだけ。
何も、国会で時間使って捜査権も判断も出来ない野党が、段平振り回すほどのことでは全く無い。
これもああ勘違い、見当違いの的外れ、時間の無駄でしかなく不毛でしかない。

 

こんな枝葉末節の週刊誌ネタを押っ取り刀で追いかけ、それをさも重大事項如きに国会で時間使って議論してどうする。
逆に言えば、野党はこれしか出来ないということを露呈しているだけであり、
野党議員の三文週刊誌の御用聞きに成り下がった姿は見苦しいだけである。

 

国会で議論すべきことは、絶対に三文週刊誌ごときの後追いではない。
政治家は国家国民及び今そこにある危機をキチンと議論せよ。

 

 

潮目が変わった文春砲への思考

今回の小室哲哉氏への文春砲についてですが、
庶民の反応が今までとは違った方向で反応しています。

それに対して、堀江貴文氏が早速反応していました。
堀江氏は前から文春に対して、その「えげつなさ」を指摘していて、
庶民・大衆が漸く文春の「ゲスさ・えげつなさ」を感じ取ったと。
一方で舛添要一氏は、「日本は確実に劣化する」とコメントを寄せています。
今回の対小室向け記事で、風が吹く選挙ではありませんが、文春に対する民意の風当たり・風向きが違ってきました。
それは堀江氏の言うとおりです。

昨今の文春記事に対する社会現象は、日本の今の縮図みいたなもので、
実に言い表して妙と言える事象と思われます。

庶民・大衆レベルが何を欲していて何に反応するのか。
この現象は、先の大戦前夜のマスコミ(特にラジオと新聞)の煽りとそれに庶民・大衆が呼応して
戦争民意が止められなくなったことと基本的に同じです。
ターゲットと大衆の熱量は全く違いますが。

よく、たまごとニワトリの喩え話しがあります。
どちらが先かということです。

庶民・大衆が望むから、また望むモノをマスコミは売らんかな姿勢で乱発し与えている構図。
これは、同じくどちらが先か、需要と供給の問題です。
問題は、その中身です。戦争問題なのか政治問題なのか経済問題なのか、はたまた他人の身の下問題なのか。
現状、日本はドップリと平和を享受しており、国家存亡につき緊急課題などありません。
すると庶民・大衆の関心ある問題はドンドン低下していきます。

そして日本は平和ボケの中で、一番関心のある問題は、他人の不幸と身の下の話になってしまいます。
桝添氏はそれを称して「日本の劣化」と警鈴を鳴らしています。

一時、一億総白痴という言葉が流行りましたが、今は、一億総「デバカメ根性」なのでしょうか。(デバカメについてはWikipedia広辞苑を引いて下さい)
そこを拝金主義の文春が販売部数を伸ばせ!のかけ声の下に、
デバカメ根性が飛びつきそうな話題を面白おかしく加工して庶民・大衆に提供する。
庶民・大衆は待ってましたとばかりにそれに飛びつき他人の不幸・身の下問題に狂乱する。
そして、文春はしてやったり、我が正義なりと。
その構図がエスカレートして更に周囲のマスコミがマッチポンプ役を果たし、益々騒がしくなる。

しかし、この他人の不幸と身の下問題を代々的に取り上げて、魔女狩り裁判的にターゲットを晒すことについて
一部からは、おかしい、解せぬ、容認出来ない等の疑問が投げかけられてはいた。

そこで、今回の小室氏の弁明と小室氏の現状を鑑みるに、
庶民・大衆は、川に落ちた犬を更に棒で叩け的な臭いを嗅いでしまった。
それはやり過ぎだし可哀想だと。いい加減にせよの言葉が出て来て、今まで手を叩いて読んでいた庶民・大衆が
不倫報道はもう飽きたと言い始めた。
ふと気がつけば、やはり、不倫は飽くまで当事者間の問題で有り、
関係の無い第三者が囃し立てても、不倫した当事者が、庶民・大衆に対して幾ら謝ってもその先に何も無いこと
その不毛さに気がついてきた。

不倫問題で、庶民・大衆が個人を特定して魔女狩裁判を行い、次かから次と社会から抹殺してしまうと
その後の社会的損失がいかばかりかと考えたときに、今回の小室氏がいい例で、
小室氏の卓越した才能を、関係の無い第三者が先頭に立って魔女狩り裁判で抹殺してしまうことの弊害を考える
よい機会になったと思うのである。

他人の不幸を娯楽にして、またデバカメ根性丸出しで、他人の下半身事情をのぞき見することで
自分の気分転換・ストレス発散を繰り返している閑な輩がいかに多いかということも問題であるが
裏返しで、それはいかに日本は平和なのかということになる。

この閑な輩と三流マスごみ的連中が持ちつ持たれつの関係となり、一定の大衆の声を醸成してしまう。
それは全く世論などではないが、日本の今の雰囲気を醸し出している状況を憂う必要がある。

はなしは変わるが、西部邁氏が逝ってしまいました。
大変残念でなりません。
あれほどの豊富な知識を駆使して、日本人とは、真性保守とはの論陣を張れるのは西部氏だけです。
大変に貴重な知恵袋が逝ってしまいました。
この空いてしまった穴を誰が継げるのでしょうか。見当たらないでしょう。
西部氏の著作「ファシスタたらんとした者」の中でも、自分の最後について明確に述べられていました。
人間社会を深く追求された方の自身の最後の身の処し方は大問題です。

平和ボケの中で、このような文春記事に一喜一憂している現状を憂いて、ある意味この世間のバカさ加減に
疲れたのではないでしょうか。
西部氏が幾ら警鈴を鳴しても、益々低下するだけの世間に疲れたのではないでしょうか。

この通り、日本は平和です。
平和は大変かけがえのないモノですが、平和は怠惰を誘発します。怠惰のその先には何があるのでしょうか。
また、この平和は何時まで続くのでしょうか。更に言えば、この平和は我々日本人が掴み取って構築した平和なのでしょうか。
偽りの砂上の楼閣の上の平和にただあぐらをかいているだけではないでしょうか。
平和について、今が良ければそれでいいとしがみついて、それ以上何も要らない、何も考えない、考えられない思考停止状態に陥っていないでしょうか。

最後に、文春砲に一喜一憂され過ぎについては、至極簡単なことで、
世間皆が「もううんざり」と食傷気味に見向きもしなくなればそれで終了です。
一億総白痴化の進行と一億総デバカメ化は何としても避けたいものです。